うつむいても全然みっしー

好きな言葉は 守破離、苦手な言葉は ドンマイ

いざ願いが叶うと足がすくんだ

 「人は夢が叶わないことより、夢が叶ってしまうことの方を怖れている」という言葉を、昨日は強く実感した。

 

 昨日は朝9時に1件のミーティングがあった。その前日の夕方にひょいとエントリーしたクラウドワークスの案件があったのだが、依頼主から打ち合わせ実施の依頼があり、エントリーをした翌朝である昨日の朝9時にさっそくZoom 会議をしたという運びだ。あれよあれよと話がまとまり、開始30分後には私はひとつの仕事を受注していた。胸が高鳴った。

 その少し前の仕事探しではエージェントを経由して連絡を待ち、やっと面談かと思えば話が噛み合わず、また待ちに待った結果不採用の連絡をもらったところだ。自分への評価も光栄だったが「テンポよく話がまとまった」この方がとにかく嬉しかった。

 そうしてしばらくはウキウキしていたが、一抹の不安が頭の片隅にあり、その小さな不安のせいでどんどん心配になった。実力は足りるか。やれるか。さんざん考えた末に絞り出したフリーランスという働き方と、運良く舞い込んだ仕事の両方に怯えだしたとき、冒頭の言葉を思い出した。「人は夢が叶ってしまうことの方を怖れている」。なるほど、強く願っていたことだから、足がすくんでいる。不安の根本の理由がわかれば少し落ち着いた。

 いずれにせよ新しいヤマに挑んでいることに変わりはなく、実力は足りるか。やれるか。の問いには自分で応えていくしかない。

 

2021年7月の日記