うつむいても全然みっしー

好きな言葉は 守破離、苦手な言葉は ドンマイ

【日記】私の目はまだきれいだろうか。

 こんにちは。


言われて嬉しかった言葉は

たくさんある。

 

 

例えば、私は10歳のころ、海外に住んでいたことがある。
1年にも満たない、短いあいだ。

 

お稽古で習っていたバレエ教室の受付にいたのは、黒人の太ったおばちゃん。
おばちゃんに見えたが、実際の年齢は分からない。

 

恰幅のいい彼女が通りすがりに、こう言った。

"Missi(ほんとは下の名前) has beautiful eyes."

 

ビューーティフル、と強調していたから、きっと、
あんたは きれーーいな目を持ってるよ、そんなニュアンスだったと思う。


「せんきゅう。」
センキューなら10歳でも言えた。


******************************

ふたつめは "Da sein."

ドイツ語で実存性?

"Here I am"みたいなことかしらと解釈している。

 

『今のあなたにはこの言葉がぴったりな気がします』

と、これまた1年足らずの交換留学から帰国した高校2年生の私に贈ってくれた、
合唱部のコーチのことば。

 

社会人になって初めて買った、オーダーメイドのネックレスにはda seinと刻んだ。

******************************

まだまだある。たくさんある。


でもとびっきり大事にしている言葉がある。

大学のゼミの教授が、飲み会の席で
でっかい声で私に言ったこの言葉。


「お前の良いところはなあ、無意味な社会性がないところだ!」

 

?!

 

それまでの私といえば、
まだ自分に友達ができる自信がなく過ごしていた。

 

大学3年生になり、ゼミに入った。
しかしわたしはちゃんとゼミの同期とともだちになれるのか。
ハラハラしながら毎週のゼミを過ごす。
ともだちになるための気の利いた社交的なことは、当然言えない。

 

ただ、
ゼミの間に自分の意見を述べたり、
質問があれば手を挙げて教授に問いかける。
そういうことはできた。
そんな方法でかろうじて自己主張をしていた。


そしたらああ言われたのである。

無意味な社会性がない。

なんて最高の褒め言葉だろう。

******************************


最近の話に戻ります。

三島由紀夫を読んだあたりから 活字を目にいれるのに疲れはじめた。笑

ちょっと休憩。なんか易しい本でも読もう。


「なんかカンタンな本、、なんかカンタンな本、、、」

と本屋を徘徊した結果、手に取った本がこれだった。

 

ゲッターズ飯田の五星三心占い2018年版 金/銀の 鳳凰

ゲッターズ飯田の五星三心占い2018年版 金/銀の 鳳凰

 

 どーん。もはや本と呼べるのか。呼べないのか。

いくら休憩ったって。笑

 

占いなんて信じないもーん
読むだけだもーんと言い訳しながら結局買い、
パラパラめくっていたらこんな言葉があった。


『過去は変えられるが、未来は変わらない』

なにこれー?ふつう逆じゃない?と思ったけど、あ!と思った。

教授の言葉で自分が変わったことを思い出した。


「お前の良いところは無意味な社会性がないところ」

 

そうだそうだ。この言葉でわたしは、
「あ、私これでいいのか」と思い直せたんだった。

 

それまでの過去をひきずって、
どうせ私に友達なんてできない、と思っていた。

それが、

なあんだ。あのおかげで今があるのか。
そして、

なあんだ。それが私のいいところなのか。


と、思えるようにしてくれた。


『過去は変えられるが、未来は変わらない』

これは、

「あのときのせいで」ではなく
「あのときがあるから」に変換するための言葉なんだね。


なにこの言葉。と思ったけど、経験済みだった。


やるじゃん。ゲッターズ飯田。

 

それにしても私はまだ、彼女がいってくれたような

きれいな目をしているだろうか。

 

今日は鏡の自分と見つめあってみよう。

 

おしまい。