うつむいても全然みっしー

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◆休職期間の過ごし方◆11月 無理して復職しようとしてない?主治医に諭される編

10月末、エアーズロックでひゃっほいする直前、
現職の会社の会議室で行われた産業医面談ではこんな話になりました。

 

「そろそろ復職しましょうか。」と。

 

ここで産業医面談中の不思議をお話ししたい。

家でどんなに「まだ働けない」と思っていても、
主治医の先生とどれだけ「もう少し様子見しましょう」と話していても、


会社に足を踏み入れたとたん脳内で何かがマヒし始める。

人事から「そろそろ」というニュアンスを感じ取り、
産業医の先生の眼光を目の前にすると、


「戻らないと」

という気持ちにヌルリと入れ替わってしまっている。産業医面談の不思議。


なので半ば無理して返事をするように、
「11月末から復職します」と言ってしまった。


「それならば。」

と、産業医のお医者さまに言われて
疑似出社なる毎日を送ることになりました。


ぎじしゅっしゃ。


「しゅっしゃ」ですから、
かいしゃの始業時間に合わせて
図書館なりカフェにいって、
読書なり(他になにがあるんだ)するのだと。

かいしゃの時間に合わせてお昼を食べて、
かいしゃの時間に合わせて帰宅するのだと。

 

おけおけ。

 

そして人事から送られてきたのは
ExcelとWordファイル。

Excelは行動記録表。
Wordは一日の日記。

毎日記録して、週1回人事にメールで提出すると。


お、、おけ。。

 

・・・

 

これを主治医の先生にいったら
わっはっは って。
笑われてしまった。


『気楽にね、取り組みなさい。

出来なくたって落ち込まないこと。

美術館に行ったっていいじゃない。ね。』

 

はい。


『それからさ、みっしーさん。

会社は11月末から復職と言うけどさあ、

みっしーさんはどう思っているの?

なんパーセントくらい、戻れると思っているの?』

 

・・・


ろくじゅっっ、、ぱーせんとくらい、、ですかね、、、?

 

・・・


・・・


『あのねみっしーさん。

僕はまだだと思うよ。

100%戻りたくなるまで、待ちなさい。

60%じゃ僕はあなたを職場に戻さないよ。

復職許可の診断書はまだ書かないでおくから。

100%、120%戻れる!戻りたい!もう戻るんだ!っていう

エネルギーがわいてくるまで待ちなさいね。』


聞き終わる前に、わたしは泣いてた。


『あなたは真面目だからねえ』


ティッシュを渡しながら先生がそう声をかけてくれた。


鼻をかみながら、涙をふきながら、わたしは真面目なのかあと考えた。

これが真面目というなら、なんだかもう、真面目じゃなくなりたいなあ。

 

 

そういういきさつで、

11月のテーマはこうなった。

『どうすれば会社に戻りたくなるだろうか』


ちょっと荒業だけど、答えを出す方法として、

転職活動することにした。

 

当初のわたしの仮説はこうだった。

いろんな会社をみることで、

「なーんだ、ほかに行ける会社なんてないじゃない。

やっぱりわたしの居場所はいまの会社じゃないか!

今の会社にもーどろっ!復職しーようっと!」

という結論になるだろうという思惑だった。


はい、思い立ったらすぐ行動。

すぐさま転職サイトに登録しまくり、

エージェントに会いまくり、

せっかくならいろんな会社を見てみようと

怒涛の勢いでスケジュールを埋め始めたのでした。

そしてそれが運命を変えることになるのでした。


11月おしまい。